日本の大動脈、東海道新幹線を有する超優良企業。入社を憧れる学生は多いが、採用試験を突破するのは超難関。学歴が重要視され、東大京大レベルがたくさんいます。
就職ランキングでも常に上位に位置し、人気は衰えません。東海道新幹線はあれだけの運転本数でありながら常に満席に近い乗車率で、収入の大部分を占めています。リニア事業を単独で推し進めようとするだけの財力があるのもうなづけます。 説明会に参加して社員に会うと、JR他社とは明らかに違うオーラが感じられます。日本のトップ企業で働き、高度成長期を支えてきたという自負があるのでしょう。もちろん給与も高く、30代前半で1本の大台に突入するとかしないとか。 大学名を重視する選考というのは有名で、総合職の場合は大学別に採用人数が決まっているという話をよく聞きます。2月に大学別の説明会が開催されますが、自分の大学専用の説明会が開催されず、他の大学とまとめての説明会の案内がされる場合は採用の見込みはかなり低い。 とにかく鉄道マニアを嫌い、最初のリクルーター面談ではそのことをチェックしている印象を受けました。 JR他社との違いは小牧に研究所を有しているところで、リニアはもちろん、新幹線や在来線の技術開発に積極的です。今後ますますリニア事業への注力が予想され、技術系の採用が増えるかもしれません。 夏には泊まり込みのインターンシップが、秋には1dayインターンシップがあります。1dayインターンシップに参加したところで、その後の選考に有利になることはなさそうです。 入社後は、三島の研修センターで新入社員研修があり、その後総合職全員が新幹線の運転士になるようです。基本的に新幹線は自動運転のため、研修にはもってこいなのでしょう。このため新幹線を運転する女性の方も多く見られます。 先輩の話では、採用担当の人事はJR他社と情報交換をしているようで、「鉄道会社で選考を受けているのは御社だけです」と面接で言っても、バレているかも。 ◆ 選考過程 ・10月中旬 :プレエントリー(JR東海の採用HPから) ・12月上旬 :オープンセミナーに参加 ・2月下旬 :大学別の社員懇談会に参加 ・2月下旬 :リクルーターから電話 ・3月上旬 :リクルーター面談 ・3月中旬 :エントリーシート送付 ・3月中旬 :リクルーターから電話 ・3月下旬 :リクルーターから電話 ・4月上旬 :リクルーター面談(1次選考) ◆ 私の評価 ・新卒採用サイト ★★★★★ (すごい力が入っています。リクナビなどを使わず、自前で採用システムを用意しています) ・説明会 ★★★★☆ (大学別の説明会は1回の参加人数が少なく、希望の社員といろいろと話を聞くことができます。) ・案内冊子 ★★★★★ (言うことなし。お金の掛け方が違うなと感じるほど、質・量ともにハイクオリティ) ・選考過程 ★★☆☆☆ (リクルーター制を採用しており、面接回数などは人によって様々。私は1次選考で敗退したので、あまりよくわかりませんが。) ・給与 ★★★★★ (給料は鉄道会社の中でもトップクラス。言うことなし。それだけ激務ではあると思いますが。) ・勤務地 ★★★★☆ (どこに配属となっても、ほかのJRと比べて超田舎はありません。恵まれていると思います) PR
3月上旬、JR東海リク面1回目。
指定された場所は、某新幹線駅の中央改札前。 目印として新聞を手に持っておくよう指示されていました。 約束の時間少し前に、 新幹線の改札内から電話をくれたリクルータさんが現れました。 お互いに懇談会であったのを覚えていたので、 「あの時お会いしましたよね」という形になりました。 リクルータに、「どこかに入りましょうか」といわれ、 どこかに向かって歩き出します。 歩いている途中も、 「就職活動どんな感じなの?」 と聞かれます。 さすがに 「鉄道ばかり受けてます!」 とは答えられないので、 インフラ業界を中心に回っていますと答えました。 具体的に社名を2-3社あげると、その会社ももとは国鉄と関係ある会社なのだとか いろいろと話を広げてくれました。 5分ほど歩いて、ホテルの喫茶店に入りました。 さすがにJR東海。コーヒーが800円以上します。 窓際の席に座ると、改めて自己紹介。 今回の趣旨が説明されます。 「当社も採用数を増やしているので、 たくさんの学生さんに来てもらえるように宣伝活動しています。」 そんなことしなくても、学生はいくらでも集まりますよ・・・。 今回の目的は、人物チェックだと思います。 喫茶店までに歩いている途中でも、鉄道マニアについて話しましたが、 マニアかどうかもチェックしていると思います。 もともと1部門10数人しか採用しないのだから、そこに変なマニアが来ると困るようです。 消費者サイドでしか、ものを見ることができない人が多いので警戒しているのでしょう。 ちなみにこちらの発言をメモったりはしていませんでしたが、 会社が金と時間と人を割いて選考に関係ないことをするわけがありませんので、 選考に関係あることは間違いありませんが・・・。 面談は、まず研究内容について聞かれました。 定番中の定番の質問ですが、 知識0の人でもわかるように噛み砕いて話すのは非常に難しいです。 こっちが知ってて当然だという知識も、専門外の人は知らなかったりと・・・。 研究内容については結構詳しく聞かれました。 私: 「こうこうこういうことをやっています。」 リク: 「じゃ、こういうことも取り入れたりしているの?」 とか、結構技術的なことも踏み込んで聞かれて、びっくり。 動揺せずに、適当にごまかしながら答えておきましたが・・・orz そのあとは、リクルータが用意したA4の紙を見ながら 仕事内容について説明。 東海といえば、リニア。 その話も出てきました。 現場だと高卒の人も多いけど、リニアを担当している人は全員大卒だそうです。 私はリニアには興味ないんですが・・・、むしろやりたくない その後、サークルについて聞かれ・・・ いろいろと自分がサークルの中でどういうことをやってきたか説明しました。 最後に、エントリーシートぜひ出してくださいと言われました。 ついでに、「来年4月にまた会えますように」、と言われ 社交辞令ですが。 社員懇談会に参加した翌日、
リクルータから携帯に電話がかかってきました。 別日程で懇談会に参加した同じ研究室の学生にはすでに電話がかかってきていたので、 私にもかかってくるだろうと待ち構えていましたが、 電車内にいて取れずorz 時間帯は夕方で番号は通知で「03-67**-****」、でした。 ちなみに、JR東海は夜遅くでも普通に電話がかかってきます。 それだけ夜遅くまで仕事しているということでしょうが、 たとえ深夜に非通知でかかってきても愛想良く電話に出ましょう。 就職活動中は携帯電話にでるのが仕事の一つですから その翌日、また電話がかかってきました。 時間帯は夜、非通知でした。 「こんにちは、JR東海で〇〇大学OBの**です。」 懇談会で説明を聞いた私の大学のOBさんからでした。 「先日は懇談会にご参加いただきまして、ありがとうございました。 どうでしたか?」 まずはこちらの印象を聞いてきます。 志望度がどのくらいなのか伺っているのです。 「当社は第一志望ですか? もし良かったら、一度お会いしませんか?」 待ってましたと言わんばかりに、是非ともお願いしますと。 研究も進めないといけないので、朝の時間をお願いしました。 向こうもいろいろと予定があるようでしたが、1週間後に会うことになりました。 2月下旬、社員懇談会に参加しました。 会場に着くと、まず全体向けに事業や仕事内容についての説明が行われます。 その後、着席していた椅子を動かして話を聞きたい社員さんを取り囲み、
少人数で自由に話ができるので、興味がある人は絶対に参加したほうがいいでしょう。 参加しておけば、間もなくリクルータから電話がかかり、 12月上旬、オープンセミナーに参加。服装は自由ですと記載されていたが、もちろんスーツで参加です。1回の参加人数は70-80人程度で、総合職・プロフェッショナル職・アソシエイト職関係なしに開催されます。
会場に着くと、過去のJR東海の企業イメージCMがひたすら流されています。 「♪きっと君は来ない、一人きりのクリスマス~」 山下達郎の歌がひたすら流れます。 1テーブル8人前後で、社員から着席するテーブルを適当に指定されます。 最初の45分は、パワーポイントを用いてJR東海の事業内容についての説明が行われます。 この時期に行われる説明会とあって、内容は「広く浅く」でした。どれも採用HPから得られるような内容でした。 その後、各テーブルに"LEGOブロック"持ち込まれ、簡単なグループワークが始まります。 まず、用意されたA4の紙にJR東海のキャラクターを描き、それをLEGOブロックで作成します。次に、テーブル内の学生が2つのグループに分けられ、4人で1つのキャラクターを作成します。制限時間が設定され、いかにきれいに作るか、どれだけ高くブロックを積み上げるかなど、結構盛り上がります。 最後は、1人ずつに車輪の付いた台車が渡され、その上にブロックを取り付けて車両を作成します。ここで人事からルールの説明が。 「横にはどれだけ広げてもいいですが、前後方向にははみ出さないようにしてください。このルールを守って自由に作ってください」 これにも制限時間が設けられ、その中で車両の作成を行います。終了後、テーブル内で車両を連結、さらには隣のテーブルとも車両を連結して20両編成ぐらいの電車が出来上がります。 これをおこなう意味は、前後方向にブロックを取り付けてしまうと車両同士を連結できなくなってしまうが、みんながそれぞれ簡単なルールを守れば見事に出来上がります。そのことを実感してほしかったのです。 実際には人事はもう少しうまく説明していましたが・・・。 最後に内定者が登場し、なぜJR東海を選んだのかなどを説明。その後全体での質問コーナーが設定されますが、鉄道会社の説明会ではよくあるマニアの意味のわからない質問が飛び出し、人事が顔をしかめて全体は不穏な雰囲気に・・・。 終了後、質問したい人は社員のもとに突撃して、質問していました。トータルで2時間弱のセミナーでした。 とりあえず参加したセミナーでしたが、私は参加しなくても良かったかなと思ってしまいました。収穫はボールペンと付箋がもらえたことでしょうか。
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